内閣府

内閣府に設置されている総合科学技術会議では、平成17年度から20年度にかけて、科学技術連携施策群のひとつとして「ユビキタスネットワーク〜電子タグ技術等の展開〜」を推進してきました。
関係府省のユビキタス関連施策の成果から生み出された技術要素を「他の施策等でも使える技術要素」すなわち「モジュール」にすることを促進しました。また、モジュール活用推進のため、システム構築の際に役立つ「モジュールの接続方法」や、「モジュールの活用実績」等を紹介したモジュール・カタログ『ユビキタスネットワークを形成する技術要素群−構築を支援するためのモジュール活用カタログ−』のCD-ROMを作成し、情報通信技術関連の学会等で配付しました。
総務省

総務省では、平成20年度より「ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発」を実施し、屋内外を統一的に管理するコード技術により、経緯度等の物理的な情報だけでなく、建物内の階数や部屋等、意味のある場所情報を、いつでも、どこでも容易に利用可能とするユビキタス空間情報基盤技術の開発等、ユビキタス社会の実現に向けた取り組みを推進しています。
文部科学省

文部科学省では、ユビキタス技術の関連施策として、平成16年度から20年度まで21世紀COEプログラム「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」を東京大学大学院情報学環にて実施しました。情報学を核とした技術や社会、経済にわたる幅広い学際的学問基盤の確立を目的として活動しました。デジタルアーカイブ技術ならびにユビキタス・コンピューティング技術、特にRFIDによる実世界タギング技術の融合により、現実世界と仮想世界にあるアーカイブデータを一般社会、日常生活において利用可能な基盤技術を構築しました。
経済産業省

「平成21年度ITとサービスの融合による新市場創出促進事業(e空間実証事業)」において、ucode、ucR(ucode Relation)などの技術を用いた空間情報基盤「e空間プラットフォーム」を構築し、その基盤を共通的に利用して、渋谷と松山の2地域において、それぞれの地域に適したe空間サービス「ぷらっとPlat」を提供し、実証検証をおこないます。
渋谷では、流行発信地という特性を活かし、店舗、エンタテイメントなどに関する情報を対象に、より先進的なモデルサービスの検証をおこないます。
松山・道後では、観光情報を中心としたモデルサービスを提供し、事業性の検証をおこないます。
国土交通省

国土交通省では、平成21年度から「モビリティサポートの推進」施策を行っています。これは、歩行者が必要に応じ移動に関する情報を入手し、快適・安全かつ安心に移動して積極的に活動できる環境を構築することを目的に、ユビキタス技術等を活用したモビリティサポートサービスの普及展開を推進するものです。今年度は、地域への普及展開を目指した取組に対して支援するモビリティサポートモデル事業を全国7箇所で実施しているほか、災害時の避難所までの案内や公共交通機関のリアルタイムな運行情報を加味した案内などサービス向上の検討を行っています。
また、これらのサービスの基盤となる場所を識別する場所情報コードとして、緯経度を組み込んだucodeの普及を行っています。基準点や地物などに共通化した場所情報コードを稠密に埋め込むことにより、現地で直接位置を読み取れるとともに目的地への自動誘導などへの利用が期待されます。