歩車間車両接近通知システム(*1)
昨今、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(pHV)の普及に伴い、“車両が接近するときや発信する際の走行音が「静か過ぎて危険」に感じる”として、視覚障害者や高齢者を中心として、深刻な問題として取り上げられています。
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所(YRP UNL)、東京大学、八戸工業大学、青森県では、三菱自動車(株)様、青森三菱自動車販売(株)様のご協力を頂き、その問題の解決に向けて、無線による車両接近通知システムの開発に取り組んでおります。車載した電波マーカから電波を出力し、歩行者が持つ携帯型端末(UC:ユビキタス・コミュニケータ)(*2)で受信するシステムの開発を行っています。今回のシステムは、429MHzの特定小電力無線並びに、YRP UNLで開発をしてきているUWB(Ultra Wide Band)無線(*3)の2種類を用いています。
特定小電力システムは、電波強度であるRSSI(Received Signal Strength Indicator)を用いて距離を推定します。UWBシステムは、UCから発信したパルスを車載の送受信機が受信し、その直後にパルスを発信し、UCで受信することでRTT(Round Trip Time)を計測し、距離を推定します。
会場では実際に電気自動車であるi-MiEV を展示し、車と歩行者との距離を通知するシステムのデモンストレーションを行います。ぜひお越しください。
- 本内容は経済産業省「EV・pHV導入による低炭素地域モデル構築事業」の成果の一部を含んでいます。
- ユビキタス・コミュニケータは、独立行政法人情報通信研究機構「超小型汎用コミュニケーション端末のための基盤技術の研究開発」の成果の一部を含んでいます。
- 本システムで用いているUWB技術は、総務省「超小型チップネットワーキング技術の研究開発」の成果を含んでいます。