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東京大学大学院情報学環坂村・越塚研究室は、「理想のコンピュータ」の実現に向けて、20年以上にわたり、トロンプロジェクトを推進してまいりました。「身の回りのあらゆるモノに埋め込まれたマイクロコンピュータが、相互に協調しながら私たちをサポートしてくれる環境」、いわゆる「ユビキタス・コンピューティング」という概念を世界に先駆けて提唱し、その実現を最終目標とした研究活動をプロジェクト発足当初から行ってきました。
プロジェクトは多岐にわたります。ハードウェア、OS、セキュリティ、ミドルウェアなどコンピュータのあらゆる要素に関して、理想のコンピュータを実現するための、新しい情報インフラを構築する活動を行っています。そのためのアプローチとしてさまざまな研究を基盤技術・応用技術の両面から取り組んでいます。
基礎技術では、組込みシステムにおいては、我々が提唱した世界シェアの約4割を誇る組込みリアルタイムOSであるITRONならびに次世代OSであるT-Kernel、μT-Kernelなどの研究を推進しています。ユビキタスIDアーキテクチャは、ユビキタスの共通インフラであるucodeならびにコンテキストアウェアコンピューティングを実現するための基盤技術であるucR(ucode Relation)といったユビキタスのプラットフォーム技術の研究を実施しています。
応用技術においてもさまざまな研究を行っており、ユビキタス空間情報システムでは、場所情報の推定手法の研究や、ヒューマンナビゲーションシステムの研究を推進しています。ユビキタス・セキュリティにおいては、我々の研究室で提唱しているセキュリティアーキテクチャであるeTRONの研究、多言語処理ではBTRONにおける多漢字、多文字の研究、センサーネットワークにおいては、アドホックマルチホップネットワーク、電波強度による位置推定、センサーネットワーク用の小型OSなどさまざまな研究開発を行っています。
展示会場にて、我々が開発している技術のデモンストレーション、ならびにパネルでのご説明をいたします。ぜひお越しください。 |