日本ユニシス株式会社は、街に訪れる方や旅行者に対して有用な情報を提供し、活性化につながるような取り組みを行っております。TRONSHOW2009の会場でも東京ミッドタウンに敷設されているucodeタグを利用したデモを行っています。また、ブースでは「東京ユビキタス計画・銀座」に向けた取組みや経済産業省平成20年度情報大航海プロジェクトとして行っている「地域イノベーションを目指したe空間観光・街あそびモデルサービス」などの活動について展示しております。
1. 東京ユビキタス計画・銀座
まちを行き交う旅行者やビジネスマン向けに、パブリックな地図情報とプライベートなスケジュール情報をマッシュアップして携帯端末に表示します。例えば、銀座の地図、道案内、乗換案内などの地理情報だけでなく、バーゲン情報、日記、予定表などの時間情報を合わせて配信する仕組みです。商店街や駅と連携し、高齢者、障害者、外国人にもやさしいまちづくりを目指します。
今年度は、ucodeを扱える携帯端末の種類を増やし、クラウドコンピューティング上の情報やサービスをマッシュアップします。具体的には、ユビキタスコミュニケータ(UC)に限らず、携帯電話、スマートフォン、UMPC(ウルトラモバイルPC)などの携帯端末からucodeを扱えるようにします。また、ucode解決サーバやucode解決ゲートウェイだけでなく、インターネット上のSaaSやPaaSで提供されている情報やサービスとの連携を行います。
2. 東京ミッドタウン実証実験
東京ミッドタウンでは、施設内にucodeタグを埋め込み、UCを利用した「ユビキタス・アートツアー」が行われています。今年のTRONSHOWはこの東京ミッドタウンで開催されます。日本ユニシスでは“まちづくり”に向けた取り組みの一環としてこの設備を利用して、東京ミッドタウンの活性化につながるような実験をユビキタスネットワーク研究所と協力して行います。
3. 経済産業省平成20年度情報大航海プロジェクト
「地域活性化を支えるe空間サービス『ぷらっとPlat』」
情報爆発時代が進展するなかで、情報と情報とをつなぐことにより新たな価値を創造するとともに、それに伴うビジネス・仕組み・組織などを変革することが課題となっています。イノベーション促進のためにITの新技術活用が期待されています。
地域経済の活性化に向けては地域の個性や魅力に光を当て、リアルタイムに変化するまち情報の収集や、個人のニーズにマッチした情報提供を行う仕組みを構築し、リアル空間での新たな行動(観光や回遊、リアル取引など)を誘発することが効果的だと考えています。
本プロジェクトは、上記の背景を踏まえ、ITを活用した地域の活性化に向けたイノベーションの実現に寄与する新しいサービスの提供と、新しい技術の開発を行い、これらの実証を行うことを目的としています。
4. 組込み向けJavaScriptエンジン:Jsmn
マルチコードプラットフォームを実用化するためにはリーダやセンサなどのさまざまなデバイスを扱う必要があります。携帯電話、デジカメ、バーコードリーダ、RFIDリーダなど組込みシステム開発は個々の開発環境や独自開発言語などの障壁があり、技術者不足や頻繁なロジック変更が難しいです。ウェブシステム開発で広く使われているJavaScriptを組込み機器に実装することで、開発コストと開発期間を抑制し、さまざまなデバイスを扱うことを可能にします。
組込み向けJavaScriptエンジン:Jsmnは、ユビキタスコミュニケータ(UC)、業務用UC、T-Engineボード、PC/AT上に実装され、カメラ、バーコードリーダ、RFIDリーダ、マイク、スピーカ、画面、タッチパネル、赤外線、Bluetoothだけでなく、ファイルやネットワークもカスタムオブジェクトとして用意されたAPIを通じてシステム開発ができます。
今年度は、APの開発生産性向上と品質確保のために、統合開発環境EclipseのJsmnAPIの補完機能と、PC/AT機を利用したJsmnエミュレータ・Jsmn自動テストツールをリリースしました。Jsmn用のAP開発や動作確認が容易になり、リグレッションテストやストレステストなどに有効です。