●組織概要
社団法人トロン協会は、トロンプロジェクト推進の中核組織として1988年3月に設立されました。トロンコンピュータシステムの普及啓発、標準化の活動を行なっています。リアルタイムOSでは、ITRONの仕様検討、ITRON・ T-Kernelの教育セミナー実施、多文字OSの応用等を中心に活動中です。
●活動紹介
ITRON仕様検討グループの活動
ITRON仕様の技術的検討と標準化活動を行っています。昨年度は「組込みシステム実践プログラミングガイド 〜ITRON仕様OS/T-Kernel対応」を作成し、今年7月に技術評論社から出版しました。今年度は、組込みシステムにおけるマルチコアプロセッサシステムの動向と実態を調査するため、チップ、OS、開発ツールの各メーカとユーザから構成される「次世代組込みRTOS調査WG」を作り、6月から活動しています。RTOSを始めとする、マルチコアプロセッサシステムに必要な環境を調査し、次世代のRTOS(ITRON・T-Kernel)への提言を行なうことを目標にしています。
TRON教育・普及グループの活動
組込みリアルタイムシステムの技術者育成を目的としてT-KernelおよびITRON技術教育カリキュラムの開発、セミナーの企画・開催を推進しています。従来、「組込みリアルタイムOS入門」座学コース、「組込みリアルタイムOS実技コース」入門編を開催していましたが、今年は特に「組込リアルタイムOS実技コース」中級編を立ち上げました。これを含めて、年間約10回のセミナーを行っております。組込みシステムの開発に携わる技術者の教育にご活用ください。また、トロン協会ホームページ(URL:http://www.assoc.tron.org/jpn/)には超入門者向けに「1時間でわかる組込みリアルタイムOS」のウェブラーニングサイトを公開しております。ご活用ください。
TRON多文字応用グループの活動
収録文字数に制限のないTRONコードと、それをサポートするTRON多文字OSの普及に関する活動を行なっています。具体的には、1.TRON多文字OSと他のOSの相互運用技術の開発、2.外字を含むデータの交換技術の開発、3.印刷システム、電子ブック、新聞システム、電子地図、図書館システム等への展開、4.フォント、収録文字データベース等、基盤の整備、などの活動を行なっています。今年は特にTRON多文字の応用に向けた活動を強化しています。
