現在取り組んでいるユビキタス特区事業は、我が国ICTの国際競争力強化のために総務省が推進しているもので、総務省から予算支援を受けている7つの事業のうちの1つである。
本プロジェクトでは、MMC水島製作所のモータープールおよび水島港や関係する国内外の物流現場の広大な敷地を利用した、uコードを利用した位置検索機能の開発実証ならびに433MHz周波帯のアクティブタグのロケーション管理性能チェック等の実験を夏頃より順次行っている。3ヵ年の調査期間を通じて、現在大量の紙媒体を使用している完成車輸送のオペレーションの改善を目指し、さらには本事業の成果をもって、国際間の物流情報の連携の促進ならびに関連技術の標準化を目指して国際的な標準規格団体への提言をも試みる予定である。
日本の主要産品の中でも国際競争力が高くかつ産業の裾野の広い自動車産業における物流の課題解決を図ることによって、同産業の生産性や国際競争力の一層の向上を支援すると同時に、電子タグ等のICTを活用した物流サービスおよび関連技術について日本発の国際標準の確立に寄与し、ICTの国際競力強化に貢献することを目標としている。

図2 現在のオペレーション

図3 導入イメージと想定効果