T-Engineフォーラムとは?
坂村健・東京大学教授を会長とするT-Engineフォーラムは、2002年6月に設立され、T-Engineアーキテクチャとユビキタス・コンピューティングを推進してきました。
T-Engineは標準オペレーティングシステム開発環境で、あらゆるものにコンピュータが組み込まれ、コンピュータネットワークで接続されるユビキタス・コンピューティング環境の構築を促進します。
T-Engineフォーラムでは、T-EngineとuID技術によるユビキタス・コンピューティング環境の実現を目指し、研究開発、標準化、およびその他の活動を続けてきました。
T-Engineフォーラムは、世界中の約450団体が加入する国際的フォーラムで、最大規模のユビキタス・コンピューティング活動組織です。
T-Engineフォーラムの主な活動には、フォーラム会員が一同に集まる定期総会、特別なテーマに応じたワーキンググループ、仕様書作成等を行うサブワーキンググループが含まれます。フォーラム活動の主な内容は次の通りです。
- T-Engineアーキテクチャに関する研究開発、標準化の調査研究、オープン仕様の研究開発
- T-Engineアーキテクチャに関する普及活動およびプロモーション
- ユビキタス・コンピューティング環境構築に関する情報の収集、交換及び提供
- ユビキタス・コンピューティング環境の普及に関わる政府機関など関係機関との連絡調整
- uIDセンターの管理
- Webサイト等を使ったT-Engineアーキテクチャに関する情報の発信
- eコマースを利用したT-Engineミドルウェアの流通基盤の実現
- その他本会の目的を達成するために必要な事業
会員は半導体メーカー、コンピュータ・ハードウェア・メーカー、ソフトウェア・ベンダー、システムインテグレーター、組込みシステムやユビキタス・コンピューティングシステムを使用するユーザなど、非常に広範囲に及びます。T-Engineフォーラムでは、メンバー間の連携を奨励して、相互のビジネスを活発化します。

会員種別
本会の趣旨に賛同して入会申込書を提出した法人会員(※1)により構成され、以下の通り幹事会員、A会員、B会員、e会員、学術会員の会員区分があります。なお、それぞれの会員区分単位の「会員専用Webサイト」にて最新情報を提供します。
(※1)個人での入会はできません。必ず法人にての入会となります。
- 幹事会員:政策・戦略への参加等、本フォーラムの運営に深く関与する会員です。
部会、ワーキンググループに参加できます。
A会員・B会員・e会員すべての権利を有し、すべての「会員専用Webサイト」を閲覧できます。
- A会員:T-Engine、T-Kernel自体の仕様策定・開発やユビキタスID技術の仕様策定・開発を行う会員です。それらの仕様に深く関与できます。
部会、ワーキンググループに参加できます。
B会員・e会員の権利を有し、すべての「会員専用Webサイト」を閲覧できます。
- B会員:T-Engine、T-Kernelを利用して製品を開発するユーザ会員です。「B会員専用Webサイト」を閲覧できます。
- e会員:ユビキタスID及びeTRONの利用に関する活動を行うユーザ会員です。
ユビキタスIDセンターにかかわる情報を優先的に入手できます。
ユビキタスID技術(主に電子タグ等)に関する実証実験を、ユビキタスIDセンターがサポートするEAP(Experimental Activity Procedure)制度を利用できます。
「e会員専用Webサイト」を閲覧できます。
- 学術会員:T-Engine、T-Kernel、及びユビキタスID、eTRONに関する学術研究や教育活動を行う会員です。
入会条件は、「教育に携わる団体」です。大学、学部、学科、研究室といった単位での加入が可能です。
「学術会員専用Webサイト」を閲覧できます。

会 費
| 幹事会員: |
A会員三口以上 |
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※会費の扱いは4月1日から翌年3月31日までの年度単位 |
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| A会員: |
一口100万円(一口以上) |
| B会員: |
一口10万円(一口以上) |
| e会員: |
一口10万円(一口以上) |
| 学術会員: |
無料 |
※ A会員は、会費の追加なしでe会員を兼ねることが出来ます。
幹事会に参加される幹事会社は、A会員三口以上でお願いいたします。

総 会
原則四半期に1度開催される、会員向け説明会です。A会員およびB会員向けにはT-Engineに関連する活動について、A会員およびe会員向けにはユビキタスID技術に関連する活動について説明を行います。

部会とワーキンググループ(どちらもA会員にて運営されます)
1. 部会
ワーキンググループの親会であり、原則総会が開催されない月に開催し、標準化等の方針の討議、規格・ガイドラインのオーソライズ、関連技術動向の解説、ワーキンググループでの議論の内容や作業経過報告を行います。
2. ワーキンググループ
幹事会で決定した方針に沿った具体的な作業部門の位置付けであり、毎月一回程度を基本とし、必要に応じて開催します。規格やガイドラインの原案を策定するなど、実質的な作業を分担して実施します。
3. 構成

4. 各部会やワーキンググループの活動内容
4.1部会
(1) T-Engineプラットフォーム部会[TE-CO]
- ハードウェア、OS、ミドルウェアなど、T-Engine全般に関する活動を行います。
(2) ユビキタス部会[UB-CO]
- ハードウェア、OS、ミドルウェアなど、ユビキタス・コミュニケータ全般に関する活動を行います。
- ユビキタスIDセンターを中心とした、基盤技術に関する活動を行います。
- ユビキタス社会を支える、ネットワーク技術、インフラ技術、サーバ技術に関する活動を行います。
4.2 ワーキンググループ
(1) ハードウェアWG[HW-WG]
- T-Engine(標準ティエンジン)、μT-Engine(マイクロティエンジン)、nT-Engine(ナノティエンジン)、pT-Engine(ピコティエンジン)といったT-Engineファミリーのハードウェア仕様をテーマとした活動を行います。
- T-Engine仕様製品を開発・販売していくハードウェア関連企業が中心となって活動します。
(2) カーネル・開発環境WG[KD-WG]
- T-Engineファミリー上で動作する基本モニター"T-Monitor"、基本カーネル"T-Kernel"のソフトウェア仕様、およびT-Kernel上のアプリケーションソフトやミドルウェアの開発環境をテーマとした活動を行います。
- ソフトウェア関連企業が中心となって活動します。
(3) ミドルウェア流通WG[MW-WG]
- T-Kernel上で動作するミドルウェア流通をテーマとした活動を行います。
- ソフトウェア関連企業が中心となって活動します。
(4) Java WG[JV-WG]
- Java言語環境をテーマとした活動を行います。
- ソフトウェア関連企業が中心となって活動します。
(5) マルチプロセッサWG[MP-WG]
- T-Engine、T-Kernelのマルチプロセッサへの対応をテーマとした活動を行います。
- マルチプロセッサ対応T-Engine、T-Kernelや関連するミドルウェア、開発環境の開発に関連する企業およびユーザとしてマルチプロッサの使用に興味を持つ企業が中心となって活動します。
(6) UCソフトウェアプラットフォームWG[UC-SPWG]
- T-Engine/T-Kernel上でのPDAなどのヒューマンインターフェースを持ち、ユビキタス環境と交信する通信機能を持ったマシンやソフトウェアをテーマとした活動を行います。
- ハードウェア、ソフトウェア関連企業が中心となって活動します。
(7)UCコンテンツ流通WG[UCCD-WG]
- ユビキタス・コミュニケータをターゲットマシンとした各種コンテンツの電子流通に関する仕様をテーマとした活動を行います。
- コンテンツの電子流通や関連するミドルウェアに興味を持つ企業が中心となって活動します。
(8) ucodeタグ技術WG[UT-WG]
- ucodeタグ、ユビキタスIDをテーマとした活動を行います。
- ucodeタグ製造企業が中心となって活動します。
(9) U-TAD WG[TD-WG]
- U-TADをテーマとした活動を行います。
- ソフトウェア関連企業が中心となって活動します。
(10)ユビキタス食品情報基盤WG[FO-WG]
- 食品トレーサビリティ・ガイドラインとユビキタスID技術を融合した、ユビキタス食品情報基盤のためのガイドラインの策定を行うことを目的とした活動を行います。

T-Engine Forum BBS
T-Engineフォーラムでは会員サービスの一環として、会員専用のBBSを開設しております。BBSではT-EngineやT-Kernelに関する最新の情報をQ&A方式や会員相互の情報交換の方式で提供しています。
ユビキタスIDセンター
ユビキタスIDセンターはT-Engineフォーラム内に設置されており、「モノ」や「場所」を自動認識するための基盤技術の確立と普及、さらに最終的にはユビキタス・コンピューティングの実現を目標に活動しています。
具体的には、ユビキタスID技術の研究開発・実験・運用、ユビキタスID空間の割り当て、ucode解決データベースの運用、eTRON認証局の運用を行っています。
活動主体はA会員とe会員です。

活 動
ユビキタスIDセンターは、次の活動を行います。
- 「モノ」や「場所」に付与するID体系(ucode)の構築
- ucodeを利用するための基盤技術の確立
・ucodeを格納するデータキャリアデバイス(RFID、Smartカード、Active Chip、など)
・データキャリアデバイスと通信する装置(Ubiquitous Communicator)
・ucodeと関連する情報を検索する情報通信基盤
- ucodeとそれに結びつけられた情報を流通させるセキュアな広域分散システムの基盤技術の確立

組織・体制
ユビキタスIDセンターは、T-Engineフォーラム(http://www.t-engine.org/)内に設置されています。ユビキタスIDセンターの活動主体は、T-EngineフォーラムA会員とe会員です。
●A会員の活動
| 会員構成: |
T-EngineフォーラムA会員 |
| 想定会員: |
RFID、ICカードなどのデータキャリアデバイスベンダー
R/Wなどの周辺デバイスベンダー
端末・サーバ・PKIなどのインフラ構築を行うベンダー |
| 活動概要: |
「ユビキタス・ネットワーク・インフラ部会」
「ucodeタグ技術WG」
「U-TAD WG」等での活動 |
●e会員の活動
| 会員構成: |
T-Engineフォーラムe会員 |
| 想定会員: |
ユビキタスID応用を行う、主にユーザ会社 |
| 活動概要: |
「e会員総会」、EAP等での活動 |